電子書籍を始めようと思ったとき、多くの方が最初に悩むのが「楽天KoboとKindle、どっちがいいの?」という問題です。どちらも国内トップクラスの電子書籍ストアですが、ポイント制度や読み放題サービスなど、実は大きな違いがあります。
この記事では、楽天KoboとKindleの主要な違いを7つの観点から徹底比較し、それぞれのストアがどんな人に向いているかを解説します。
品揃え・蔵書数の比較
電子書籍ストアを選ぶ際に最も重要な要素の一つが品揃えです。
楽天Koboの蔵書数
楽天Koboは約600万冊の電子書籍を取り扱っています。和書・洋書ともに豊富で、特に洋書のラインナップが充実しているのが特徴です。漫画、小説、ビジネス書、雑誌など、主要ジャンルは幅広くカバーされています。
Kindleの蔵書数
AmazonのKindleストアも数百万冊以上の電子書籍を取り扱っています。自費出版プラットフォーム「Kindle Direct Publishing」の作品も含まれるため、ニッチなジャンルやインディーズ作品はKindleの方が見つけやすい傾向があります。
比較結果
漫画、小説、ビジネス書などの主要ジャンルでは両者にほとんど差はありません。ただし、専門書やインディーズ作品はKindle、洋書は楽天Koboがやや優位です。

ポイント還元・割引制度の比較
お得に電子書籍を購入できるかどうかは、ポイント還元や割引制度に大きく左右されます。
楽天Koboのポイント還元
楽天Koboは楽天ポイントが貯まる・使えるのが最大の強みです。SPU(スーパーポイントアッププログラム)により、楽天カードや楽天モバイルなどを利用しているとポイント還元率が大幅にアップします。楽天経済圏のヘビーユーザーなら常時10%以上のポイント還元も珍しくありません。
さらに、楽天スーパーSALEやお買い物マラソンとの連動キャンペーン、5と0のつく日のポイントアップなど、定期的にお得な購入機会があります。
Kindleの割引制度
Kindleストアでは日替わりセール、月替わりセール、まとめ買いポイント還元キャンペーンなどが常時開催されています。プライムデーやブラックフライデーなどの大型セールでは、対象作品が大幅値引きされることもあります。Amazonポイントによる還元もありますが、楽天のSPUほど大幅な還元率にはなりにくいのが実情です。
比較結果
楽天経済圏のユーザーなら楽天Koboのポイント還元が非常にお得です。楽天サービスをあまり利用していない方は、Kindleのセール・キャンペーンの方が使いやすいでしょう。(参考:KindleとKoboの徹底比較)
読み放題サービスの比較
読み放題の有無は、大きな判断ポイントの一つです。
Kindle Unlimited
Kindleには月額980円で500万冊以上が読み放題になる「Kindle Unlimited」があります。さらに、Amazonプライム会員なら追加料金なしで数千冊が読み放題になる「Prime Reading」も利用できます。
楽天Koboの読み放題
楽天Koboには読み放題プランは用意されていません。すべて1冊ずつの購入となります。雑誌の読み放題が必要な場合は、別サービスの「楽天マガジン」(月額572円)を利用する形になります。
比較結果
読み放題を重視するならKindleが明確に有利です。月に2冊以上の本を読む方は、Kindle Unlimitedの方がコスパが良くなる可能性があります。
- Kindle:Kindle Unlimited(月額980円・500万冊以上)、Prime Reading(プライム会員特典・数千冊)
- 楽天Kobo:読み放題なし(雑誌のみ楽天マガジンで対応可)
専用端末の比較
どちらも専用の電子書籍リーダーを販売しています。
Kindle端末
Kindle、Kindle Paperwhite、Kindle Colorsoft、Kindle Scribeなど複数モデルを展開しています。約14,980円〜約58,980円の価格帯で、セール時にはさらに安く購入できます。
Kobo端末
Kobo Clara、Kobo Libra、Kobo Elipsaなどのモデルがあります。Kindle端末と比較すると日本での知名度はやや劣りますが、物理ボタンによるページめくりに対応したモデル(Kobo Libra)など、独自の強みを持っています。
比較結果
端末のラインナップの豊富さではKindleが優位です。ただし、物理ボタンでページめくりしたい方はKobo Libraが候補になります。どちらの端末も、対応するストアの電子書籍しか読めない点は同じです。

アプリの使い勝手の比較
スマホやタブレットで読書する方にとって、アプリの使いやすさは重要なポイントです。
Kindleアプリの特徴
Kindleアプリはシンプルで直感的なUIが特徴です。X-Ray機能や辞書機能、ハイライト・メモ機能など、読書をサポートする機能が充実しています。iOS版では直接本を購入できないという制約はありますが、読書体験自体は高い評価を得ています。
楽天Koboアプリの特徴
楽天Koboアプリは、ページめくりの滑らかさに定評があります。複数デバイスの台数制限がなく、何台でも同時にログインできる点も便利です。アプリのデザインはシンプルで、本棚の整理機能も使いやすいと評価されています。
比較結果
読書支援機能の充実度ではKindle、ページめくりの快適さとデバイス制限のなさでは楽天Koboが優位です。日常的な読書体験としては、どちらも十分な品質を備えています。
支払い方法の比較
支払い方法の選択肢も重要な判断材料です。
Kindle
クレジットカード、デビットカード、Amazonギフト券、携帯決済(ドコモ、au、ソフトバンク)など、幅広い支払い方法に対応しています。
楽天Kobo
クレジットカード、楽天ポイント、楽天キャッシュが主な支払い方法です。キャリア決済やコンビニ払いには非対応なため、クレジットカードを持っていない方にはやや不便です。
比較結果
支払い方法の多様性ではKindleが有利です。ただし、楽天ポイントでの支払いは楽天Koboならではのメリットです。(参考:KindleとKoboの違いを徹底比較)
こんな人にはKindleがおすすめ
- 定額読み放題(Kindle Unlimited)を利用したい方
- Amazonプライム会員の方
- 専門書やインディーズ作品も幅広く読みたい方
- 支払い方法の選択肢が多い方がいい方
- 読書支援機能(X-Ray、辞書等)を活用したい方
こんな人には楽天Koboがおすすめ
- 楽天カード・楽天モバイルなど楽天サービスを多く利用している方
- 楽天ポイントで電子書籍を購入したい方
- セール・クーポンを活用してまとめ買いしたい方
- 期間限定ポイントの消化先を探している方
- 洋書をたくさん読みたい方

両方を使い分けるという選択肢
実は、KindleとKoboを使い分けているユーザーも少なくありません。
使い分けの例
- 読み放題対象の本→Kindle Unlimited
- 漫画のまとめ買い→楽天Kobo(ポイント還元・クーポン活用)
- ビジネス書→Kindle(ハイライト・メモ機能を活用)
複数のストアに本が分散するデメリットはありますが、それぞれのストアの強みを活かすことで、トータルの書籍代を最適化できます。(参考:Kindle vs Kobo徹底比較)
よくある質問
Q. KindleとKoboで同じ本の価格は違う?
基本的にはほぼ同じ価格設定です。ただし、セールやキャンペーンの開催時期が異なるため、タイミングによっては片方が安い場合があります。
Q. 途中でストアを変更できる?
新しく購入する本は別のストアで買うことができますが、すでに購入した本を別のストアに移行することはできません。そのため、最初の選択は慎重に行いましょう。
Q. どちらのストアが閉鎖リスクが低い?
KindleはAmazon、楽天Koboは楽天グループという世界的に有名な企業が運営しているため、どちらも閉鎖リスクは低いと考えられます。
まとめ
楽天KoboとKindleは、どちらも国内トップクラスの電子書籍ストアであり、品揃えや基本機能に大きな差はありません。
選ぶポイントは、「楽天ポイントを活用したいか」「読み放題を使いたいか」の2点に集約されます。楽天経済圏のユーザーなら楽天Kobo、読み放題や豊富な読書支援機能を重視するならKindleが向いています。迷ったら両方のアプリを試してみて、自分に合う方をメインにするのがおすすめです。


