「お風呂でゆっくり本を読みたい」という夢を叶えてくれるのが、防水対応の電子書籍端末です。1日の疲れを癒すバスタイムに読書を組み合わせれば、最高のリラックスタイムが実現します。
近年の電子書籍リーダーは防水性能が大幅に向上しており、湯船に浸かりながらでも安心して使えるモデルが増えています。紙の本をお風呂に持ち込むのはシワや水濡れが心配ですが、防水端末なら何も気にする必要がありません。
この記事では、お風呂読書に適した防水対応の電子書籍端末を比較し、快適に読書するためのコツもあわせて紹介します。

防水性能の基礎知識「IPX8」とは
防水端末を選ぶ際にまず理解しておきたいのが、防水性能を表す「IPX」規格です。
IPX8等級の意味
IPX8は「水深2mの真水に60分間沈めても内部に浸水しない」レベルの防水性能を示しています。現在販売されている主要な防水対応電子書籍リーダーは、ほぼすべてこのIPX8等級に対応しています。
防水と防滴の違い
「防滴」は水しぶきや軽い雨に耐えられる程度で、湯船に落としたら壊れる可能性があります。「防水(IPX8)」なら湯船に落としても安心です。お風呂読書を楽しむなら、必ずIPX8対応の端末を選びましょう。
IPX8の防水試験は「真水」で行われています。入浴剤を入れたお湯や温泉水、石鹸水などは試験対象外のため、なるべく真水に近い状態で使用するのが安全です。
Kindle(Amazon)の防水対応モデル
Amazonが販売するKindleシリーズの防水対応モデルを紹介します。
Kindle Paperwhite シグニチャーエディション
7インチの大画面にIPX8防水を搭載したKindleの上位モデルです。明るさ自動調整機能と色調調節ライトを搭載しており、お風呂の薄暗い環境でも快適に読めるのがポイント。バッテリーは最大12週間持続するため、充電頻度を気にせずに使えます。ワイヤレス充電にも対応しています。
Kindle Paperwhite(標準モデル)
シグニチャーエディションと同じ7インチ画面・IPX8防水を搭載しつつ、価格を抑えたモデルです。明るさ自動調整とワイヤレス充電は非搭載ですが、お風呂読書に必要な防水性能は十分に備えています。コスパを重視するならこちらがおすすめです。
Kindle Colorsoft
Kindleシリーズ初のカラー表示対応モデルで、IPX8防水も搭載しています。白黒300ppi・カラー150ppiの解像度を備え、漫画のカラーページや雑誌をカラーで楽しめるのが特徴です。カラー表示が必要な方には魅力的な選択肢です。

楽天Kobo(楽天)の防水対応モデル
楽天が販売するKoboシリーズの防水対応モデルを紹介します。
Kobo Libra Colour
7インチのカラー電子ペーパーにIPX8防水と物理ページめくりボタンを搭載したモデルです。物理ボタンでページをめくれるため、濡れた手でも快適に操作できるのがお風呂読書で特に重宝するポイントです。楽天ポイントとの連携で、楽天ユーザーにはお得に使えます。
Kobo Clara Colour
6インチのカラー電子ペーパーにIPX8防水を搭載したコンパクトモデル。Koboシリーズの中では比較的手頃な価格帯で、お風呂読書の入門機としても最適です。片手で持ちやすいサイズ感も魅力です。
防水対応電子書籍リーダーの比較
Kindle Paperwhite:品揃えが豊富なKindleストアを利用可能。コスパが良く、お風呂読書の定番。
Kindle Colorsoft:カラー表示対応で漫画や雑誌にも強い。価格はやや高め。
Kobo Libra Colour:物理ボタン付きで濡れた手でも操作しやすい。楽天ポイントが貯まる。
Kobo Clara Colour:コンパクトで持ちやすく価格も手頃。楽天ユーザーの入門機に。
スマホやタブレットで防水お風呂読書する方法
専用の電子書籍リーダーを持っていなくても、防水対応のスマホやタブレットでお風呂読書は楽しめます。
防水スマホを活用する
最近のスマートフォンはIP68やIP67の防水性能を備えたモデルが多く、お風呂での使用にも耐えられます。ただし、スマホの画面はバックライトが明るく目が疲れやすいため、長時間のお風呂読書には電子ペーパー端末のほうが快適です。
防水ケースを活用する
防水非対応のタブレットでも、防水ケースに入れればお風呂で使用できます。お風呂用の防水ケースは家電量販店やオンラインショップで購入可能です。ただし、タッチ操作の感度が落ちる場合があるため、使用前に確認しておくのが無難です。
お風呂読書を快適にするコツ
防水端末があってもちょっとした工夫で、お風呂読書の快適さは大きく変わります。
バスタブトレーを活用する
湯船に渡して使えるバスタブトレー(バスブックスタンド)があると、端末を手で持たなくていいので楽です。両手が自由になるため、よりリラックスした姿勢で読書を楽しめます。
端末の画面を拭くタオルを用意する
湯気で画面が曇ったり、水滴がついてタッチ操作が不安定になったりすることがあります。手の届く場所に小さなタオルを置いておくと便利です。
換気をしっかりする
密閉された浴室は湿度が非常に高くなるため、換気扇を回しておくと端末への結露を軽減できます。端末の充電ポートに水分が入り込むと故障の原因になるため、湿気対策は重要です。
長風呂しすぎに注意
読書に集中すると入浴時間が長くなりがちです。のぼせを防ぐために、ぬるめのお湯(38〜40度)に設定し、水分補給を忘れないようにしましょう。

電子ペーパーとバックライト液晶の違い
お風呂読書の快適さを左右する重要なポイントが、画面の種類です。
電子ペーパー(E Ink)のメリット
KindleやKoboに採用されている電子ペーパーは、紙に近い見た目で目が疲れにくいのが特徴です。直射日光の下でも見やすく、長時間の読書に適しています。バッテリー持ちも良く、数週間充電不要で使えます。
バックライト液晶(スマホ・タブレット)との違い
スマホやタブレットのバックライト液晶は、暗い場所でも明るく見えますが、長時間の読書では目が疲れやすいです。お風呂でちょっとだけ読むなら問題ありませんが、じっくり読書するなら電子ペーパー端末のほうが快適です。
お風呂読書におすすめの電子書籍ジャンル
お風呂読書に向いているジャンルを知っておくと、バスタイムがさらに充実します。
短編小説・エッセイ
入浴時間は20〜30分程度が一般的なので、1話完結の短編小説やエッセイがぴったりです。区切りの良いところで上がれるため、「もうちょっと読みたいのに……」というストレスが少なくなります。
漫画(1〜2巻分)
漫画はページをめくるテンポが良いので、お風呂読書に向いています。入浴中に1〜2巻読み進められるため、長編シリーズを毎日少しずつ読むのにも最適です。電子ペーパーの7インチ画面なら、漫画の見開きページも見やすいサイズです。
ライトノベル・なろう系
テンポの良いストーリー展開のライトノベルやなろう系作品は、リラックスしたバスタイムにぴったりです。気軽に読めて、次の入浴が楽しみになるような「続きが気になる」作品を選ぶと、入浴習慣も自然と整います。
お風呂読書で注意すべき端末のケア方法
防水端末でも、長く使い続けるためには適切なケアが大切です。
使用後は水分を拭き取る
お風呂から出たら、端末の表面に付着した水滴をすぐに柔らかいタオルで拭き取りましょう。特に充電ポート周辺に水分が残ると、充電時にトラブルの原因になることがあります。
充電は完全に乾いてから
充電ポートが濡れた状態で充電すると、端子の腐食や回路のショートの原因になります。お風呂で使った後は、自然乾燥させてから充電するようにしましょう。ワイヤレス充電対応のモデルなら、充電ポートの水濡れを気にせず充電できるため安心です。
定期的に保護フィルムを交換する
お風呂で頻繁に使う場合、画面保護フィルムが剥がれやすくなることがあります。フィルムがはがれた状態で使うと操作性が悪くなるため、定期的にチェックして必要に応じて交換しましょう。
よくある質問
Q. 防水端末でも水没させて大丈夫?
IPX8対応端末なら、水深2mに60分間沈めても問題ないとされています。ただし、これは真水での試験結果です。入浴剤入りのお湯や温泉水は対象外のため、万が一に備えてなるべく水没は避けるのが無難です。
Q. 防水端末の価格帯は?
防水対応の電子書籍リーダーは、モデルによって価格が異なります。詳しい価格はAmazonや楽天の公式ストアで最新情報をご確認ください。
Q. お風呂読書に漫画は向いている?
電子ペーパー端末で漫画を読むことは可能ですが、カラーページは白黒表示になります。カラーで読みたい場合はKindle ColorsoftやKobo Libra Colourなどのカラー対応モデルを選びましょう。
まとめ
防水対応の電子書籍端末があれば、お風呂が最高の読書空間に変わります。Kindle PaperwhiteやKobo Libraなど、IPX8対応の端末を選べば水濡れの心配なく快適にお風呂読書を楽しめます。
「物理ボタン付きで濡れた手でも操作しやすいKobo Libra Colour」と「コスパに優れたKindle Paperwhite」が、お風呂読書端末の二大候補です。バスタブトレーや換気などの環境づくりもあわせて整えれば、至福のバスタイム読書が実現します。
外部参考リンク:また読も 防水電子書籍リーダーまとめ|電子書籍ターミナル リーダーおすすめ|だいだい書店 Kindle vs Kobo比較

