電子書籍で本を読んでいて、「気になったフレーズをメモしたい」「重要な箇所にマーカーを引きたい」と思ったことはありませんか。紙の本なら蛍光ペンや付箋で対応できますが、電子書籍にも同様の機能がしっかり備わっています。
特にKindleや楽天Koboのハイライト・メモ機能を使いこなせば、読書の効率と知識の定着率を大幅に向上させることが可能です。後から見返すのも簡単で、紙の本よりも便利な面が多くあります。
この記事では、主要な電子書籍サービスのメモ・ハイライト機能の使い方と、読書を実践につなげるための活用テクニックを解説します。

Kindleのハイライト・メモ機能の基本的な使い方
Kindleのハイライト機能は、テキストを長押しして範囲を選択するだけでマーカーを引けるシンプルな操作です。iOS・Androidアプリ、Kindle端末、PCブラウザのいずれでも利用できます。
ハイライトの付け方
- マーカーを引きたいテキストの開始位置を長押しする
- ドラッグして範囲を選択する
- 表示されたメニューからハイライトの色を選ぶ
Kindleでは4色のハイライトカラー(黄・青・ピンク・オレンジ)が使えます。色ごとに用途を分けると、後から振り返るときに一目でわかって便利です。
色分けの活用例
- 黄色:重要なポイント・結論
- 青色:データ・数値・事実情報
- ピンク:印象的なフレーズ・名言
- オレンジ:後で調べたい・深掘りしたい箇所
メモの追加方法
ハイライトを付けた箇所に、さらにテキストメモを追加することもできます。ハイライト選択後に「メモを追加」をタップし、自分の考えや感想を書き込めます。「ここは仕事の○○に使える」「△△の本にも同じことが書いてあった」など、自分の言葉でメモを残すことで、知識が格段に定着しやすくなります。
- ハイライトは4色を用途別に使い分けると振り返りが効率的
- メモには「自分の言葉」で感想や活用アイデアを残す
- 1冊あたりハイライトは多くても20〜30箇所に絞ると復習しやすい
Kindleのハイライトをまとめて確認する方法
Kindleの大きな強みは、ハイライトした箇所をまとめて一覧で確認できる機能です。
「メモとハイライト」ページを活用する
PCブラウザからread.amazon.co.jp/notebookにアクセスすると、全書籍のハイライト・メモを一括で確認できます。書籍ごとに整理されており、色別のフィルタリングも可能です。
この機能を使えば、読了後に重要ポイントだけをサッと振り返ることができます。レポートや企画書を作成する際に、過去に読んだ本の知見をすぐに引き出せるのは大きなメリットです。
Kindleアプリ内での確認方法
Kindleアプリでは、本を開いた状態で画面上部のメニューから「マイノート」を選択すると、その本のハイライト・メモを一覧表示できます。該当箇所をタップすれば、本文の該当ページにジャンプすることもできます。

楽天Koboのハイライト・メモ機能
楽天Koboにもハイライトとメモの機能が搭載されています。
ハイライトの付け方
マーカーを引きたい文章を長押しして範囲を選択し、表示されるメニューからハイライトの色を選択します。Koboでも複数色のハイライトが利用可能です。
メモ(コメント)の追加
文章を選択した後、テキストアイコンをタップするとコメント入力欄が表示されます。感想やメモを入力して保存すれば、いつでも確認できます。
端末間の同期
楽天Koboではすべての端末で読書履歴・しおり・ハイライトが自動同期されます。スマホで付けたハイライトをタブレットやPCで確認することが可能です。通勤中にスマホで読み始めた本の続きを、自宅のタブレットで読むといった使い方ができます。
メモ・ハイライトを読書に活かす5つのテクニック
1. 「3回ルール」で復習する
本を読了した直後、1週間後、1か月後の3回、ハイライト箇所だけを読み返します。3回の復習で記憶の定着率が飛躍的に向上することは、学習心理学でも実証されています。電子書籍なら「メモとハイライト」ページで数分で復習できるため、紙の本をめくり直すよりはるかに効率的です。
2. ハイライトをNotionやEvernoteに転記する
Kindleの「メモとハイライト」ページからテキストをコピーして、NotionやEvernoteなどのノートアプリに転記する方法もあります。テーマごとに整理すれば、複数の本から集めた知見を横断的に活用できます。
3. 「問い」をメモに書く
ハイライトした箇所にメモを残す際、「この知識を自分の仕事にどう活かせるか?」という問いの形で書くと、実践につながりやすくなります。単に「重要」と書くよりも、具体的な行動レベルのメモを残すことを意識しましょう。
4. 読書会やSNSでのアウトプットに活用する
ハイライト箇所は、読書会での発表資料やSNSでの読書感想文の素材としても活用できます。インプットした情報をアウトプットすることで、理解が深まり記憶にも残りやすくなります。
5. 月に一度「ハイライト振り返りタイム」を設ける
月末に30分程度の時間を取り、その月に読んだ本のハイライトを全て見返す習慣を作りましょう。「読んだはずなのに内容を覚えていない」という読書あるあるを解消できます。

メモ・ハイライト機能を使う際の注意点
- ハイライトの上限がある書籍もあります(出版社の設定による)
- 固定レイアウトの本(漫画・写真集・雑誌など)ではハイライト機能が使えない場合があります
- サブスクリプション(Kindle Unlimited等)で借りた本は、返却するとハイライトは本文から外れますが、「メモとハイライト」ページにはデータが残ります
よくある質問(Q&A)
Q. ハイライトは他の人にも見える?
Kindleには「ポピュラーハイライト」という機能があり、多くの読者がハイライトした箇所が点線で表示されることがあります。この機能は設定でオフにできます。自分のハイライトは自分のアカウントでのみ表示されるため、他の人に見られる心配はありません。
Q. ハイライトしたデータはバックアップできる?
Kindleのハイライトデータはクラウドに保存されているため、端末が故障してもデータは失われません。さらに「メモとハイライト」ページからコピーして別のサービスに転記しておくと、より安心です。
Q. 楽天Koboでもハイライトの一覧確認はできる?
楽天Koboアプリ内で各書籍のハイライト・メモを一覧で確認できます。ただし、Kindleの「メモとハイライト」ページのようなブラウザベースの一括管理機能は提供されていない点に注意が必要です。
電子書籍のメモ・ハイライト機能は、読書を「読むだけ」から「活用する」に変えてくれる強力なツールです。まずは次に読む本で、気になった箇所にハイライトを付けることから始めてみてください。
Kindleのハイライト機能の詳しい使い方はアプリオの解説記事が参考になります。楽天Koboの操作方法はp-any.netのKoboアプリガイドに詳しいです。また、Kindleのメモとハイライト一覧はAmazon公式のノートブックページから確認できます。

